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『能登の花ヨメ』 |
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東京で派遣社員として働いていたみゆきは、念願の寿退社を果たして専業主婦への道をまっしぐら。そんな折、能登に暮らす義母(になるはずの、まだ会ったこともない人!)が怪我をしたとの連絡が入り海外出張中の彼の代わりに看病に行くことになったのだが、待っていたのは義母の厳しい躾と慣れない田舎暮らしだった。都会育ちのみゆきは能登になじむことができるのか?そして無事に花嫁になれるのか!? 厳しくも包容力豊かな義母にはハマリ役の泉ピン子さん、そしてそんな義母に果敢に立ち向かうバイタリティー溢れるみゆきには石川県出身の田中美里さんが扮している。この2人、前半は「渡る世間は鬼ばかり」なみのバトルを繰り広げ、それはそれで見ごたえ十分なのだが、後半に入って互いに打ち解けあった後の慈愛に満ちた展開がまた素晴らしい。家族になってゆくということの本当の意味、そして旧き良き日本の伝統を改めて見直したくなる思いだ。加えて、近所のおばあちゃん役の内海桂子師匠もいい味を出している。「みーんな、仲いいがいい」が口癖の、おとなしくて優しいおばあちゃんなのだが、喋りが商売の師匠だけにこの演技は難儀だったそうだ。 舞台は能登だが、誰もが自分の故郷を思いながらこの作品を見るだろう。そしてきっと、懐かしい顔に逢いたくなるに違いない。 監督:白羽弥仁 出演:田中美里、泉ピン子、内海桂子 配給:ゼアリズエンタープライズ 9月27日(土)より名演小劇場ほかにてロードショー |